【吹奏楽名曲紹介】ウィンドオーケストラのためのバラッド(高 昌帥)
「バラッド」ざっくり解説 西洋と朝鮮音楽の融合 この曲は2014年に西宮市吹奏楽団のために書かれた曲です。2015年に高校の部で二団体が演奏し話題となりました。技術的にかなり難しく、特にごまかしの効かないアンサンブルが必要な曲です。 西洋のタランテラと、朝鮮の伝統音楽を組み合わせながら場面が変化していく作品です。オーケストレーションや書法に少し工夫がされていて、正確なアナリーゼが求められる曲でもあ […]
「バラッド」ざっくり解説 西洋と朝鮮音楽の融合 この曲は2014年に西宮市吹奏楽団のために書かれた曲です。2015年に高校の部で二団体が演奏し話題となりました。技術的にかなり難しく、特にごまかしの効かないアンサンブルが必要な曲です。 西洋のタランテラと、朝鮮の伝統音楽を組み合わせながら場面が変化していく作品です。オーケストレーションや書法に少し工夫がされていて、正確なアナリーゼが求められる曲でもあ […]
「マインドスケープ」ざっくり解説 心象風景という名の名作 A-Winds奈良アマチュアウィンドオーケストラの委嘱で作られ、作曲者本人による指揮で初演されました。2008年には日本吹奏楽指導者協会「下谷奨励賞」を受賞した名作として知られています。「心象風景」と訳される題名の通り、精神的な静と動、急と緩といった二面性が対比されており、それでいてそれぞれが有機的に繋がるという、非常によくできた作品です。 […]
「楓葉の舞」 ざっくり解説 四季連禱の最後の作品 この曲はヤマハ吹奏楽団が委嘱した長生先生の「四季連禱」という四つの作品群の中の最後を飾る、「秋」そして「別れ」をテーマにした作品です。2016年に同団体が交響曲第3番〈四季連禱〉として長生先生に作品を依頼したこともあり、今後リバイバルが期待される作品です。 四部作の最後を飾る作品として、「別れ」を一つのテーマとしたこの曲は2003年にヤマハ吹奏楽団 […]
「トリトン」ざっくり解説 「海をテーマにした名作」 「トリトン」は、東邦音楽大学の学園創立70周年を記念して長生先生が作曲した吹奏楽作品で、最近では「〜デュアリティ」・「〜エムファシス」がコンクールでもよく演奏されるようになりました。 全曲版は三楽章構成になっていて、1楽章では「若者が旅立つ社会の荒波」を、2楽章は「母なる海を思わせる学園の安らぎ」を、3楽章では「社会に出て行く若者への応援歌」を表 […]
「シネマ・シメリック」ざっくり解説 架空の映画音楽 「シネマ・シメリック」は吹奏楽界の巨匠、天野正道先生による架空の映画のための音楽です。近年コンクールでよく取り上げられ話題となりました。 冒頭の打楽器によるクレッシェンドでお客さんを一気に天野ワールドに引き込むこの作品は、映画のように様々な場面を演出しながらクライマックスの「天野節」に持っていくという、コンクールだけでなく演奏会でもお客さんをバッ […]
「シンフォニア・ノビリッシマ」ざっくり解説 古典中の古典にして名作 1960年代に作られた吹奏楽の古典中の古典であり、名曲中の名曲の一つです。日本ではシエナ・ウィンドオーケストラの演奏が特に有名です。 ファンファーレから始まって、急・緩・急というオーソドックスな構成ながらも、親しみやすい旋律と飽きの来ないオーケストレーション、そこそこの難易度で吹きごたえもあり、現在もよく演奏されます。 「近年再評 […]
「ラッキードラゴン」ざっくり解説 1954年のビキニ岩礁での水爆実験で被爆した第五福竜丸を題材にした絵本から着想を得たという、福島先生の代表作とも言える作品。重いテーマを持ちながらも希望を感じさせるラストとなっており、幅広い層に支持されています。 2009年にこの作品を委嘱した埼玉県の春日部共栄高等学校が全国大会金賞を、翌年に創価グロリア吹奏楽団が同じく金賞を受賞し話題となりました。毎年のように全 […]