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天野正道

【吹奏楽名曲紹介】 交響曲第1番 (天野正道)

吹奏楽の巨匠、天野正道先生の初の交響曲はグラールウィンドオーケストラによる委嘱で、佐川聖二さんの指揮でミューザ川崎シンフォニーホールで、2010年6月6日に世に出されました。 四つの楽章からなるこの交響曲は、いずれもグラールウィンドオーケストラが委嘱に関わった3つの独立した楽曲を元に作られ、四楽章のみ交響曲の終楽章を念頭に書かれています。 楽曲構成は、以下の通りです。 第一楽章:幻影-ファントム  […]

【吹奏楽名曲紹介】 アダージョ スウォヴィアンスキェ (天野正道)

グラールウィンドオーケストラ・東京正人吹奏楽団・茨城県立日立第一高等学校吹奏楽部・三重県立名張桔梗ヶ丘高等学校吹奏楽部による2009年の共同委嘱作品です。 60小節で9分!の「スラブ風アダージョ」 指定テンポが四分音符=28という一般的にはあまり見かけない速度が示しており、”Molto Adagio”と表記されています。これにより、わずか60小節しかないものの10分弱の長さ […]

【吹奏楽名曲紹介】 エスティロ デ エスパーニャ ポル ケ? (天野正道)

グラールウィンドオーケストラ・リヴィエール吹奏楽団・栃木県立宇都宮南高等学校吹奏楽部・三重県立上野高等学校吹奏楽部による2008年の共同委嘱作品です。天野先生の交響曲第1番「グラール」の第二楽章にも当たります。 「なんでスペイン風なんだ?」 という意味のこの題名は委嘱の際に、秋田出身の天野先生の先輩にあたる佐川さんからの「スペイン風の曲を書くように」というオーダーに対して、なかなか思ったように作曲 […]

【吹奏楽名曲紹介】幻影〜ファントム ドゥ ラムール〜 (天野正道)

グラールウィンドオーケストラによる2007年の委嘱作品で、ソナタ形式を用いて書かれており、天野先生の交響曲第1番「グラール」の一楽章としても知られています。 天野先生によれば、「最近の吹奏楽作品には、標題音楽、描写音楽が多くなっています。このこと自体は決して悪いことではありませんが、その作品が何かを描写していないと音楽表現ができないというケースが多くなっているような気がします。」と警笛を鳴らした上 […]

【吹奏楽名曲紹介】交響組曲「GR」 (天野正道)

一昔前、あるいは二昔前?の吹奏楽界で「天野正道先生といえばGR!」なんて方も多かったのではないでしょうか? 今もなお愛され続ける天野先生の代表作が「GR」です。交響組曲第二番、第三番、「トレインチェイス・エディション」、そして「シンフォニックセレクション」と、様々なバージョンがありますが、まとめちゃいました。 「コンクール史上初のアニメ音楽?」アニメを観てなくても泣ける名曲 「GR」とは「ジャイア […]

【吹奏楽名曲紹介】シネマ・シメリック(天野正道)

「シネマ・シメリック」ざっくり解説 架空の映画音楽 「シネマ・シメリック」は吹奏楽界の巨匠、天野正道先生による架空の映画のための音楽です。近年コンクールでよく取り上げられ話題となりました。 冒頭の打楽器によるクレッシェンドでお客さんを一気に天野ワールドに引き込むこの作品は、映画のように様々な場面を演出しながらクライマックスの「天野節」に持っていくという、コンクールだけでなく演奏会でもお客さんをバッ […]