グラールウィンドオーケストラ・リヴィエール吹奏楽団・栃木県立宇都宮南高等学校吹奏楽部・三重県立上野高等学校吹奏楽部による2008年の共同委嘱作品です。天野先生の交響曲第1番「グラール」の第二楽章にも当たります。
「なんでスペイン風なんだ?」
という意味のこの題名は委嘱の際に、秋田出身の天野先生の先輩にあたる佐川さんからの「スペイン風の曲を書くように」というオーダーに対して、なかなか思ったように作曲が進まず、苦悩したことからつけられたそうです。
吹奏楽でスペイン風というとクラシカルな作品に関していえば「ありそうで意外となかった」のが現状です。この作品では天野先生が非常によくスペイン風の味付けを吹奏楽に落とし込んでいます。
ただスペイン風にするだけでなく、しっかりと天野作品的な要素が入っているのも素敵です。
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