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「ウィークエンド・イン・ニューヨーク」ざっくり解説
ニューヨークのイギリス人 スパーク
ブラスバンド作品や「宇宙の音楽」でお馴染みのスパークのエンターテインメント性バッチリの娯楽的作品です。演奏するのはそれなりに難しいですが、愉快で素敵な世界が味わえます
ガーシュインの「パリのアメリカ人」ならぬ、スパーク版の「ニューヨークのイギリス人」といったコンセプトの曲で、スパークが街中で感じた「ストリート・シーン」と称する要素に彩られた、ジャジーな遊び心に溢れた曲となっております。日本ではコンクールでも取り上げるバンドが多いですね。
スパークと関係の深い、アメリカ陸軍野戦部隊バンドの委嘱で2008年にミッドウエスト・クリニックで初演されました。
途中のアルトサックスソロのフレーズは、スパークのトロンボーン協奏曲や、ユーフォニウムのための「ダイアモンド・コンチェルト」の三楽章でも出てくる、スパーク節の人気フレーズの一つです。
「ア・ウィークエンド・イン・ニューヨーク」名盤・名演
「とりあえずシエナ」シエナ「スパークスパークスパーク」
作曲者地震による指揮ということで、信頼できる音源の一つとして聴いておいて損はありません。スパークの曲がたくさん詰まった名盤です。
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「管理人イチオシ」2010年 NTT西日本中国吹奏楽クラブ
私が最初に聴いた音源がこの演奏で、サックスソロに一目惚れしたんですよね。全体的にコンクールとしては評価されにく表現が多いのですが、本当に素敵な演奏です。
一見チャラい演奏に聞こえますが、キメどころのサウンドは練られていますし、ジャジーな表現もよくあるダサいポップス吹奏楽とは違う、カッコイイ演奏になってます。
ニューヨークに住んでるスパークも、日本の職場バンドがここまでアメリカンな演奏するとは思ってもみなかったのではないでしょうか?
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