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今から10年以上前、2007年に発行された吹奏楽関連の書籍でもっとも古いものの一つです。全日本吹奏楽コンクールの演奏に関して大量の楽曲・作曲家情報、逸話などが詰まっています。
それぞれの楽曲の全国大会初演の年度、グレードや人気度、発行当時の演奏回数や成績表に加え、有名音楽ライターである冨樫鉄火さんの重厚かつ読みやすい楽曲解説が付いています。各楽曲の名演奏を紹介する記事も付いており、参考コンクール音源を探す時や、過去の名演奏を探す際に非常に役に立つ本です。
アレンジ作品、オリジナル作品、課題曲という三部構成で一曲につき見開き2ページがあてられ、かなり充実した内容の書籍です。今でこそ吹奏楽関連の本はたくさんありますが、この本はその先駆けとなった、吹奏楽のバイブルとして持っておくべき一冊です。