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2019年5月

【吹奏楽名曲紹介】 陽はまた昇る (P.スパーク)

「東日本大震災で傷ついた日本へのスパークからの贈り物」 2011年3月11日に発生し大きな被害をもたらした東日本大震災の復興支援のためスパークがブラスバンド曲「カンティーナ」を吹奏楽用の編成に改訂・改題したもので、「日出ずる国」日本のために捧げられた作品です。 震災の年から今なお、3月11日や節目の年などでも盛んに演奏され、また、楽譜の収益は災害義援金として日本赤十字社に寄付されています。 ちなみ […]

【吹奏楽名曲紹介】翠風の光 (長生 淳)

ヤマハ吹奏楽団委嘱による長生先生の「四季連禱」四部作の第三作で、夏をイメージした2002年の作品です。作品群の中で唯一、四楽章構成となっています。 作曲者によると、「夏、それも五月から定期演奏会の頃にかけての、陽の光が一際輝き、緑が映え、爽やかな風が心地よい季節を思い浮かべつつ作曲しました」とのことです。 一方で、「といっても、全四楽章からなるこの曲の終楽章だけが、そう言った『夏』を描いたもので、 […]

【吹奏楽名曲紹介】ディスコ・キッド (東海林 修)

時代を超えて愛さえる吹奏楽ポップスの定番 1977年全日本吹奏楽コンクール課題曲ではあるものの、そんなことは関係なく時代を超えて愛される吹奏楽ポップスの定番曲です。1970年代から出てくるようになったポップス系課題曲の最盛期の一曲です。というか唯一無二の「ポップス課題曲」と表現する人もいます。 どうやら、77年の課題曲の公募には入選作がなく、急きょ委嘱されて書いた曲のようですが、編成を変えたり、ア […]

【吹奏楽名曲紹介】詩のない歌 (R.ルディン)

「うるさくない吹奏楽の傑作」 1997年に発表されたこの曲は、メロディーの美しさが人気のゆったりした作品です。日本では「佐渡&シエナ」の「ブラスの祭典3」で国内初録音され、一躍人気となった曲です。 隠れた名作曲家ルディン ルディンは決して吹奏楽作曲家というわけではなく、ドイツのどちらかと言えば芸術音楽全般を扱っており、室内楽作品も数多く書いています。多くの楽譜が自家出版ということもあってか、この曲 […]